お01 Oleam Hedeamae Apiol>>>温室

Oleam Hedeamae Apiol384
黄銅製・のパルナス群像 471,・の台座の柱身409
黄視症637,638→サントニン,・症状 638
黄熱病264
大友宗麟・の花押197→普蘭師可怙・休庵フランシスコ・シワ゛ン
大鳥おおとり文学博士14
王妃ブズール316
大身槍おおみのやり『死の舞踏』の一点・506,大身鎗おおみのやり  武具室展示物・463
大山街道13
瘧おこり患者289→デイ,信仰療法
落合芳幾194
落し金螺旋で使用する・249
鬼の娘が水に252→紀長谷雄卿図
鬼蓮おにばす109
鬼鏃おにや刺叉形をした・461,鬼箭おにや 464,529,・火薬を絡めた464
音階298,305,317,318,334
音楽好きの海豚602,・の義務602→フィルハーモニック・ドルフィン→アリオン
音響学251,563,645,・的な構造316,・に証明326,・に設計316
温室553,554

Oleam Hedeamae Apiol

leam Hedeamae Apiol 384→Oleum Hedeomae Apiol【教養文庫解題493】
▼Pennyroyal(一種の有毒除虫菊)一つに尽きるんだよ。あの×・××ぐらいを健康未妊娠子宮に作用させると、丁度服用後一時間程で、激烈な子宮痲痺が起る。そして、殆んど瞬間的に失神類似の症状が現われるんだ。所が、その成分であるOleam Hedeamae Apiolさえ検出されない。384p
★apiol(パセリシード・オイル)とoleam hedeomae(ペニーロイヤル/除虫菊の成分)は別の生薬である。 「20世紀における月経促進剤と妊娠中絶/その両義性について」

黄銅製

・のパルナス群像471,・の台座の柱身409
■真鍮 銅と亜鉛との合金。大昔から使用。黄色で、展性・延性に富むので細線・板・箔とする。また、侵食されにくいから、機械・器具の部品に用い、流動性に富むので精密な鋳物用となる。亜鉛分は45%まで用いられ、その量によって各種の性質を与え得る。黄銅オウドウ。【広辞苑】

黄視症

637,638→サントニン,・症状 638
★サントニンを服用して数時間もすると黄視といって、見るものすべてが黄色にみえてくる。人によっては、嗅覚や味覚に異変のおこることもある。この程度は、サントニンそのもののもつ副作用で、薬用量、成人1日1回、0・1グラム程度の内服でもおこる。【毒薬253p】

黄熱病

264
■黄熱 yellow fever アフリカ西部や中南米にみられる熱帯性伝染病。黄熱ウイルスが病原体で、蚊によって伝播する。悪寒・戦慄・発熱ではじまり、黄疸、出血傾向、血液を混えた黒色の嘔吐、肝臓・腎臓の障害を来す。死亡率が高い。野口英世はこの病気研究中に殉職。黄熱病。【広辞苑】

大友宗麟

・の花押197→普蘭師可怙・休庵フランシスコ・シワ゛ン
■(1530-1587)戦国時代の武将。名は義鎮ヨシシゲ。豊後の府内におり九州の大半を併呑、六ヵ国守護となる。キリシタンに帰依して、その文化をとり入れ、南蛮貿易を盛んにした。【広辞苑】
★1578.8.28.受洗。普蘭師司怙【使節記】→【教養文庫解題481】
★洗礼名フランシスコに当てた漢字のうち、初版にある可は司の誤り。

★図にあるとおり、IHSとFRCOの文字は文中にあるような花押ではない。

大鳥おおとり文学博士

14
▼皮肉家大鳥文学博士がこの館を指し、中世堡楼の屋根までも剥いで黒死病死者を詰め込みしと伝えらるる、プロヴィンシア繞壁模倣を種に、黒死館と嘲りしこそ可笑しと云うべし──14p
■日本が近代的な学位制度を導入したのは1887年(明治20)である。この前年には帝国大学が創立され,その中に大学院がおかれることになった。その大学院の修了者または学術上の功績の顕著な者を,文部大臣が帝大評議会に推薦して,博士学位を与える(授与権者も文部大臣)という制度で,博士の会議の議をへて大博士も授ける,というものであった。【大百科】
★文學博士号は明治22年から【古書年鑑による】本文では明治19年に想定されている。

王妃ブズール

316
▼王妃ブズールが唱えば、雨となって降り下って来る――黒人のPenisに、とうとうこの事件の倒錯性が狂い着いてしまったのである。316p
★一千一夜カマール・アルザーマン挿話170-(277-)?
★例えば、第二百十五夜(第三巻)にBudur女王の歌う詩に次ぎの如きものがある。
The pennis smooth and round was mede with anus best to match it,
Had it been made for cunnus' sake it had been formed like hatchet!
芥川龍之介「リチャード・バアトン譯『一千一夜物語』に就いて」545-6p
      「伝奇の匣3 芥川龍之介 妖怪文学館」東雅夫編 学研M文庫2002 

Fairy Tales from the Arabian Nights Everyman's Library no.249 1919
★本当は、戦前の中央公論社版の大きな版の挿絵が好きだったのですが。

大身槍おおみのやり

『死の舞踏』の一点・506,大身鎗おおみのやり  武具室展示物・463

ホルバイン 死の舞踏トーテンタンツより「騎士」岩崎美術社刊

大山街道

13
▼近来大山街道に見物客糸を引くは、神奈川県高座郡葭刈の在に、竜宮の如き西洋城廓出現せるがためなり、そは長崎の大分限降矢木鯉吉の建造に係るものにして、いざその由来を説かん。13p
■大山詣で 夏、大山阿夫利神社に白衣振鈴の姿で講社連中が参詣する行事。江戸中期、宝暦の頃より盛行。大山参り。石尊参り。【広辞苑】
■大山 神奈川県中部の山。一名、雨降山あめふりやま。頂上の大山阿夫利神社は雨乞いの神。海抜1252m。【広辞苑】

戦前の絵はがきより

瘧おこり患者

289→デイ,信仰療法
■間歇熱の一種,隔日または毎日に時を定めて発熱し,始めは寒く後には熱するもの,多くは蚊の媒介によりて傳染す.わらはやみ【廣辭林】
■多くはマラリアを指す。【広辞苑】

落合芳幾

194
▼明治十八年建設当初に、河鍋暁斎や落合芳幾をしてこの館の点晴に竜宮の乙姫を描かせた程の綺びやかな眩惑は、その後星の移ると共に薄らいでしまった。194p
■《東京絵入新聞》 明治前期に東京で発行された代表的な小新聞(こしんぶん)。日刊。1875年に創刊された《平仮名絵入新聞》(隔日刊)が《東京平仮名絵入新聞》と改題され,さらに76年に《東京絵入新聞》と再改題された。題字の変遷が示すとおり,平仮名の文章と挿絵入りの紙面を売物に,江戸時代から草双紙に親しんできた町人や婦女子に愛読された。《東京日日新聞》創刊にもかかわった社主落合芳幾(よしいく)(1833‐1904)が有名な浮世絵師であったため,みずから彫刻して社会記事(雑報)に適した挿絵を入れた。【大百科】

【ニュースの誕生】小野秀雄コレクション CD-ROM VOYAGER刊

落し金

螺旋で使用する・249
■掛金 戸締りに用いる金物。柱に取り付け、請壺うけつぼにはめ、釘または錠をさしてしまりをする。かきがね。「―をかける」【広辞苑】
★落し金という言い回しは見つけられなかった。イメージ的には現在では一般に窓などで使用されるネジ鍵のことではないかとおもわれる。

鬼の娘が水に

252→紀長谷雄卿図
▼いや、それが紀長谷雄卿の故事なのさ。鬼の娘が水になって消えてしまったって252p

【長谷雄草紙】絵巻より該当場面。

鬼蓮おにばす

109
▼それまでは、幽鬼の不敵な暗躍につれて、おどろと跳ね狂う、無数の波頭を見るのみであって、事件の表面には人影一つ差して来なかった。そこへ、一条の泡がスウッと立ち上って行ったのだが、それが水面で砕けたと思えば、突忽として現われたのは何あろう、現在眼の辺り見る鬼蓮なのである。109p
■スイレン科の一年生水草。わが国の池沼に生え、全体にとげをもつ。葉は水面に浮び皺があり、裏面は赤色または紫色で、大きなものは直径2-3メートルに達する。夏、とげの多い花柄を出して紫色花を開き、液果を結ぶ。地下茎は食用、種子は生薬名をケンジツといい、強壮剤とする。イバラバス。ミズブキ。【広辞苑】

鬼鏃おにや

刺叉形をした・461,鬼箭おにや 464,529,・火薬を絡めた464
■やじり矢尻・鏃 矢柄やがらの先端に挿し込んで、射あてた時、突き刺すための武器。鉄製。縄文・弥生時代には石・骨・銅などを用いた。やさき。やのね。根。矢鏃。【広辞苑】
■矢・箭 弓につがえて射る物。一端には物を突き刺すやじり、他端には羽がつけてある。【JSD】

音階

298,305,317,318,334
▼鐘鳴器の鍵盤は、壁を刳形に切り抜いて、その中に収められてある。三十三個の鐘群は各々の音階に調律されていて、すぐ直前の天井に吊されているが、それが鍵盤と蹈板とに依って……その昔カルヴィンが好んで耳を傾け、またネーデルランドの運河の水に乗ると、風車が独りでに動くとか伝えられる、あの物寂びた僧院的な音を発する仕掛になっていた。317p
■scale 音楽に用いる個々の音を高さの順に並べたもの。ふつうは主音とそのオクターブとの間に一定の秩序により配列する。【広辞苑】

音楽好きの海豚

602,・の義務602→フィルハーモニック・ドルフィン→アリオン
▼どうせ音楽の神の絃の音までも聴けるのでしたら、そんな風に、鶏の声でイビクスの死を告げると云うのはどうですかな。却って僕は、アリオンを救った方が、音楽好きの海豚の義務ではないかと思うのですよ。602p
★philharmonic dolphin 【星と傳説179p いるか座参照・野尻抱影】

マリオ・プラーツ著【官能の庭】ありな書房刊より

音響学

251,563,645,・的な構造316,・に証明326,・に設計316
■acoustics 音の生因・性質・作用などを研究する物理学の一部門。応用部門として、電気音響学・建築音響学などがあり、また音響生理学は生理学の一部門をなす。【広辞苑】

温室

553,554
▼扉を開くと、噎とするような暖気が襲って来て、それは熱に熟れた、様々な花粉の香りが――妙に官能を唆るような、一種名状しようのない媚臭で、鼻孔を塞いで来るのだった。入口には、如何にも前史的なヤニ羊歯が二基あって、その大きな垂葉を潜って凝固土の上に下りると、前面には、熱帯植物特有の――たっぷり樹液でも含んでいそうな青黒い葉が、重たそうに繁り冠さり合い、その葉陰の所々に、臙脂や藤紫の斑が点綴されていた。然し、間もなく灯の中へ、一寸馬蓼に似た、見なれない形の葉が現われて、それを法水はヤポランジイだと云った。553p
■暖地の植物を栽培し、または普通の時季以外に開花・結実させる目的で、内部の温度を高めるように設備した建物。屋根および周壁をガラス・ビニールなどでおおい、暖房・換気の装置を施す。【広辞苑】

△辞典リスト   △PAGETOP