か01 海王星>>>神奈川県
海王星 | 45,74,266,271,・を発見99,天空に種々不合理なものを撤き散らし266,196,239,318,321,380,・感346,・玄怪な暗合469 |
---|---|
貝殻粉 | 特殊な・251→フリーマン |
「会議が踊る」 | 373 |
海牛 | 301 |
海人獣が象嵌 | 188 |
階段 | 212,214,215,216,275,294,295,316,392,401,411,413,481,570,571,582,583,584,605,606,馬蹄形に両肢を張った・211,鐘楼・297,332,・階段362,505,裏・下539,小さな・605,聖窟クリプトの・609,二段に屈折した・312 |
階段廊 | 22,24,74,76,189,190 |
廻転椅子 | 269,318,321,330,382,385,388,440,445,481,563 |
廻転筒 | オルゴールの・547 |
花苑 | 210 |
花押 | 197→大友宗麟 |
化学記号 | 282,616 |
花卉園かきえん | 裏庭の・348 |
陰扉かくしど | 250,隠扉かくしど 362,459,隠し扉ドア504,505 |
隠れ衣 | 620 |
家系 | 史学上珍重すべき・195 |
戦槌かけや | アラゴン時代の・463 |
『影と記号で出来た倉』 | 335 |
水夫かこ | 257 |
風鶏計かざみ | 438 |
(木+解)かしわ | 219,606 |
樫の防風林 | 209 |
冠彫かしらぼり | 367,472,・にした鉄柵353 |
頭文字 | 210,565,636 |
火術弩かじゅつど | 463,464,500,536,540,560,フィンランダー式・461 |
火星 | ・の表徴シムボル356,・の象徴 356→蜀羊泉ズルカマラ |
濶葉樹 | 518 |
甲冑 | 212,213,301,304,311,418,419,431,463・の知識310,ゴート式・422,ヌーフシャテル・463,・を着せしめた 210,・武者213,214,215,242,401,412,416,中世・401,412,463 |
神奈川県 | 201 |
海王星
240,275,498,504,・を発見304,天空に種々不合理なものを撤き散らし266
▼つまり、ミルの云う剰余推理さ。アダムスが海王星を発見したと云うのも、残余の現象は或る未知物の前件である――と云う、この原理以外にはない事なんだ、だって、易介みたいな化物が姿を消しても、発見されない。304p
■Neptune太陽系の惑星の1。太陽に近い方から第8番目。天王星の位置の観測値と計算値の違いから、イギリスの J.C.アダムズ、フランスのル=ヴェリエ(U. Le Verrier 1811-1877)がこの星の位置を推算、それに基づき、1846年ドイツのガレ(J.G.Galle 1812-1910)が発見。太陽からの平均距離約45億キロメートル。質量は地球の約17倍。8個の衛星をもつ。約165年で太陽を一周。【広辞苑】
★「しかし私はいつも、まあちょっとした好奇心からですが、何か探偵してみたいと思ってゐたんですよ。物理學徒の強い好奇心と、生來の穿鑿癖というやつですかな。そして私は永い間、物理科學といふものが、この遊星上の出來事になるものはなしといふ説はまた別です──私は、ルヴェリエが天王星ユーアラナス軌道の偏差から海王星ネプチューンの實體と歴表を算定したやうに、犯罪の原理及び状況もまた算定できないことはないと思ふんです。あの測定の後に、ルヴェリエがベルリン天文臺のガレに、黄道のある經度上にこの遊星があるのを、實際に觀測するやうにいひ送ったことは、御記憶でせうな。」
アーネッスンは言葉を切って、パイプに煙草を詰めた。
「で、マーカム君。私はこの際、ルヴェリエが海王星ネプチューンを發見したときに行った純粋に理論的な方法を、この泥仕事に應用しやうと思ふんですよ。私は、いはば天王星ユーアラナス偏差の原因パーテュアペーションに關する既知數に相當するものを掴んでゐるんです。で、方程式の他の因數を知らなければなりません。(略)私は科學的な方面から問題の解決に助力しますよ。素敵なスポーツですからな、探偵といふ仕事は。それに數學がすべての眞理の基本であるといふ、私の自説を証明できればなほ結構です。最も本當の研究とは關係ありませんが……。」彼はここでやっと一服した。53p 01-12【僧正 ぶらっく選書】
貝殻粉
特殊な・251→フリーマン
▼「ところが、死点と云えるものは、決して網膜の上や、音響学ばかりにじゃないからね。フリーマンは織目の隙から、特殊な貝殻粉を潜り込ましている」251p*出典不明
「会議が踊る」
624
▼(原注)聴耳筒――。西班牙宗教審問所に設けられたのが最初。ウファ映画「会議が踊る」の中で、メテルニッヒがウェリントンの会話などを盗み聴くあれがそうである。624p
★「会議は踊る」 Der Kongress Tanzt 独逸 UFA '31
★リリアン・ハーヴェイ, ウィリー・フリッチェ主演;見て頂いて、いきなり感心して頂くより仕方ないのだ。☆☆☆☆★【西洋シネマ大系 僕の採点表 別巻 戦前篇 双葉十三郎】
★「未完成交響曲」と共に初期音楽映画の大傑作。虫太郎はリリアン・ハーヴェイに関するエッセイを「新青年」に寄稿しており、(同書昭和11年11月号)「未完成」に関してはエッセイ「禿山の一夜」で二人の主演女優に対する詩を披露している。(探偵文学昭和10年4月号)扶桑社文庫版「失楽園殺人事件」日下三蔵編 所収
★余談ですが、「会議」の「いま、一度ひとたびの」を歌うリリアンをはじめて見た学生時代の素天堂はうれしくて泣くという経験を生まれて初めて経験した。対する「未完成」のアリア「われに告げよ」のマルタ・エッゲルトも絶唱です。それと、その前に見せるチャルダッシュ・ ダンスの凄さは、素天堂における「映画のダンスシーン・ベスト10」に入ります。
海牛
540
▼一七五三年にベーリング島の附近で、海牛の最後の種類が屠殺されたんだ。540p
■(英名 sea cow の訳) カイギュウ目(海牛類)の哺乳類の総称。ジュゴン科2属2種とマナティ科1属1種を含む。いずれも体長3メートルに達する大形の海獣で、熱帯・亜熱帯の浅い海に生息し海草を食べる。ベーリング海にいた一種ステラーダイカイギュウは1768年絶滅。【広辞苑】
関連サイト
海人獣が象嵌
409
西洋人の描いた日本地図 展覧会カタログ
階段
212,214,215,216,275,294,295,316,392,401,411,413,481,570,571,582,583,584,605,606,馬蹄形に両肢を張った・211,鐘楼・297,332,・階段362,505,裏・下539,小さな・605,聖窟クリプトの・609,二段に屈折した・312
階段廊
211,215,275,412,413
▼玄関の突当りが広間になっていて、其処に控えていた老人の召使が先に立ち、右手の大階段室に導いた。そこの床には、リラと暗紅色の七宝模様が切嵌を作っていて、それと、天井に近い円廊を廻っている壁画との対照が、中間に無装飾の壁があるだけ一層引き立って、まさに形容を絶した色彩を作っていた。馬蹄形に両肢を張った階段を上り切ると、そこは所謂階段廊になっていて、そこから今来た上空に、もう一つ短い階段が伸び、階上に達している。馬蹄形に両肢を張った階段を上り切ると、そこは所謂階段廊になっていて、そこから今来た上空に、もう一つ短い階段が伸び、階上に達している。階段廊の三方の壁には、壁面の遥か上方に、中央のガブリエル・マックス作「腑分図」を挟んで、左手の壁にジェラール・ダビッドの「シサムネス皮剥死刑の図」、右手の壁面には、ド・トリーの「一七二○年マルセーユの黒死病」が、掲げられてあった。
■階段室 家屋内に階段を取り付けるために設けた空間。【広辞苑】
the Architecchure of the Eighteenth Century John Summerson著 Thames & Hudson刊
廻転椅子
269,318,321,330,382,385,388,440,445,481,563,の廻転心棒322
▼「ああ、如何にも僕は喋ったよ。然し、結局廻転椅子の位置は……あの倍音演奏はどうなってしまうんだ?」388p
■座が、中心にある軸によって回転する椅子。【広辞苑】
廻転筒
オルゴールの・547
■cylinder 円筒。円柱。「―錠」往復運動機関の主要部分の1。鋼製または鋳鉄製の中空円筒状で、その内部をピストンが往復して所要の仕事を行う。気筒。シリンドル【広辞苑】
19世紀末のシリンダー式オルゴール"HARP HARMONIQUE OISEAU" サザビー・オークションカタログ'95より
花苑
210
▼壁廓の背後には、薔薇を絡ませた低い赤格子の塀があって、その後が幾何学的な構図で配置された、ル・ノートル式の花苑かえんになっていた。花苑を縦横に貫いている散歩路の所々には、列柱式の小亭や水神やサイキ或は滑稽な動物の像が置かれてあって、赤煉瓦を斜はすかいに並べた中央の大路を碧色みどりいろの釉瓦くすりがわらで縁取りしている所は、所謂矢筈敷ヘリング・ボーンと云うのであろう。210p
■花園 花の咲く草木を栽培した園。花畑。花圃カホ。【広辞苑】
plants in garden history
花押
197→大友宗麟
■花押・華押(花字の押字の意)署名の下に書く判。書判カキハンともいい、中世には判・判形ハンギヨウと称。初めは名を楷書体で自署したが、次第に草書体で書いた草名ソウミヨウとなり、さらに様式化したものが花押である。【広辞苑】
▼「これが、天正遣欧使の一人──千々石清左衛門直員から始まっている、降矢木家の紋章なんだよ。何故、豊後王普蘭師可怙・休庵(大友宗麟)の花押を中にして、それを、フィレンッェ大公国の市表章旗の一部が包んでいるのだろう。とにかく下の註釈を読んで見給え」197p
イエズス会会長にあてた大友の書状「天正遣欧使節」松田毅一著 朝文社刊1991より
★但し、同書によればこの文書はヴァリニャーノによる偽書ではないかといわれる。
また頭文字の項目参照のとおり花押は紋章に使われていない。
化学記号
282,616
▼惑星の記号が或る化学記号に相当すると云う事282p
▼化学記号を化して操人形マリオネットたらしめていた616p
■元素記号 元素の種類を表示する記号。水素にH、酸素にOを用いる類。原子記号。【広辞苑】
花卉園かきえん
裏庭の・348
▼そこからは、裏庭の花卉園かきえんや野菜園を隔てて、遠く表徴樹トピアリーの優雅な刈り籬まがきが見渡される。348p
■花卉園芸 観賞用の草本または木本植物を栽培すること。【広辞苑】
陰扉かくしど
250,隠扉かくしど362,459,隠し扉ドア504,505
▼無論床口にも壁にも陰扉のないと云う事は、既に反響測定器で確めているんだ
▼「何もない――隠し扉ドアも秘密階段も揚蓋もないんだ。僅たった此の一冊だけが収穫だったのだよ。ああ、こんなものが、十二宮秘密記法の解答だなんて」
隠れ衣
620
▼この微孔の存在理由レーゾン・デートルは、或る意味では隠れ衣であり、また、一種の水晶凝視クリスタルゲージングを起すにもあったのだ。620p
★隠れ蓑のことなのだろうか?
家系
史学上珍重すべき・195
■家の系統。血統。血すじ。【広辞苑】
▼そういった史学上珍重すべき家系を、遺伝学の見地から見たとすれば、或は奇妙な形をした蕈きのこのように見えもするだろうし、たま、故人降矢木算哲博士の神秘的な性格から推して、現在の異様な家族関係を考えると、今度は不気味な廃寺のようにも思われて来るのだった。195p
戦槌かけや
アラゴン時代の・463
■掛矢 樫などで造った大きな槌。杙クイを打ち込み、また、軍陣で敵の城門の扉を打ち砕くことなどに用いた。かきや。【広辞苑】
MEDIEVAL LIFE ILLUSTRATIONより
『影と記号で出来た倉』
335
▼「熊城君、算哲と云う人物は、実に偉大な象徴派詩人サムボリストじゃないか。この尨大な館もあの男にとると、たかが『影と記号で出来た倉』に過ぎないのだ。まるで天体みたいに、多くの標章を打ち撤まけて置いて、その類推と綜合とで、或る一つの恐ろしいものを暗示しようとしている。だから、そう云う霧を中に置いて事件を眺めた所で、どうして何が判って来るもんか。あの得体の知れない性格は、飽くまでも究明せんけりゃならんよ」335p
★キー・ワード! 算哲と黒死館の関係を表現する重要な一語。二重括弧で括られているのだがどこかに出典があるのだろうか。
水夫かこ
257
▼「左様で御座います。一人の水夫もなく蓮湖の中に浮んでいて、死者がそれに乗ると、その命ずる意志のままに、種々な舟の機具が独りでに動いて行くと云うのです。そうして、四角の光背と目前の死者との関係を、どう云う意味でお考えになりますか?つまり、博士は永遠にこの館の中で生きているのです。そして、その意志に依って独りでに動いて行く死者の船と云うのが、あのテレーズの人形なのでございます」257p
■水夫・水手 船をこぐ者。ふなのり。すいふ。【広辞苑】
ナポレオンによる「エジプト誌」TUSCHEN刊
風鶏計かざみ
438
■風見 屋根または船の帆柱などに設け、風に従って向きを変えるようにして風の方向を知る具。鳥・船などの形のものがある。風向計。 風信器。【広辞苑】
■風見鶏 鶏にかたどった風見。西洋で寺院の塔上などに装置。【広辞苑】
「early illustration and views of AMERICAN ARCHITECTURE」Dover刊
(木+解)かしわ
219,606
■かしわ 槲・柏(木+解は日本の俗用漢字)ブナ科ナラ属の落葉高木。【広辞苑】→樫【教養文庫解題482】
樫の防風林
209
■樫 ブナ科コナラ属の常緑高木の一群の総称。暖地に多く、日本では中部以南に約一○種ある。晩春から初夏に小花を密生した穂をつけ、雌花と雄花とがある。果実「どんぐり」は食用。材は堅く、器具材その他として重要。【広辞苑】
■防風林 風害を防ぐために設けた森林。【広辞苑】
大山付近の樫の防風林 戦前の絵はがきから
冠彫かしらぼり
367,472,・にした鉄柵353
▼墓B(穴+石)の周囲は、約翰ヨハネと鷲、路加ルカと有翼犢うよくこうしと云うような、十二師徒の鳥獣を冠彫かしらぼりにした鉄柵に囲まれ、その中央には、巨大な石棺としか思われない葬龕カタファルコが横わっていた。353p
▼右手に盲目のオリオンとオリヴァレス伯(一五八七―一六四五。西班牙フィリップ四世朝の宰相)の定紋じょうもんが冠彫かしらぼりにされている豪奢な講典杖キャノニスチック・ケーンをついていた。367p
▼天蓋を支えている四本の柱の上には、松毬形まつかさがたをした頂花たてばなが冠彫かしらぼりになっていて、その下から全部にかけては、物凄い程克明な刀の跡を見せた、十五世紀ヴェネチアの三十櫓楼船ブセンタールが浮彫になっていた。そして、その舳の中央には、首のない「ブランデンブルグの荒鷲」が、極風に逆らって翼を拡げているのだった。472p
現代のベッド
★図のベッドポスト上部の松毬状の細工がそれ。
頭文字
210,565,636
■欧文で、文の初めや固有名詞の最初の字。かしら字。【広辞苑】
宗麟の印章、FRCOはフランシスコの略字であった。
火術弩かじゅつど
463,464,500,536,540,560,フィンランダー式・461,北方蛮族の殺人具536
■古代中国で、ばねじかけで射たという大きな弓。弩ド。おおゆみ。【広辞苑】
★火術弩とは弩の先頭に繊維質の束をつけて油性の物質や火薬を含ませて発射し、対象に火を放つものであろうと思う。
「戦争文化史5 十字軍と中世ヨーロッパ」
火星
・の表徴シムボル356,・の象徴 356→蜀羊泉ズルカマラ
■Mars [羅]太陽系の惑星の1。地球のすぐ外に軌道を持つ赤い星。【広辞苑】
濶葉樹
518
▼空の何処かに月があると見えて、薄すらした光が、展望塔や城壁や、それを繁り覆うているかのように見える、濶葉樹の樹々に降り注ぎ、まるで眼前一帯が海の底のように蒼く淀んでいる。また、その大観を夜風が掃いて、それを波のように、南の方へ拡げて行くのだった。518p
■広葉樹 葉が広く平たい木。双子葉類に一般的。常緑性のものと落葉性のものとがあり、熱帯から温帯に分布。【広辞苑】
甲冑
212,213,301,304,311,418,419,431,463,・の知識310,ゴート式・422,ヌーフシャテル・463,・を着せしめた 210,・武者213,214,215,242,401,412,416,中世・401,412,463
▼ヌーフシャテル甲冑やマキシミリアン型、それにファルネスやバイヤール型などの中世甲冑が陳列されていて、463p
■鎧と胄。戦闘に際して戦士が身体を保護するためにまとう武具。平時も用心のために、または儀礼に威儀を添えるために着用することもあった。【広辞苑】
missaglia
騎馬用甲冑1450頃ウイーン美術史美術館総合ガイド
神奈川県
201
▼神奈川県高座郡葭刈よしかりの在201p
■関東地方の県。武蔵国の一部及び相模国全部を管轄。県庁所在地は横浜市。【広辞苑】
明治中期の高座郡地誌から一部着色
★勿論この中に芦刈の地名は存在しない。